高須先生の悩みに同意する医療関係者はほぼ100%(たぶん)。言わないだけ(⌒▽⌒)!

高須クリニックの先生が動画をあげているのをみて、あまりに 「あー、わかるわかる!」 となったので、思ったことを書きます。もう2年も前の動画だけど(⌒▽⌒)。 高須先生のところには「推しのアニメの女の子と同じ顔になりたい」という女の子が一定数きて、…

いろいろな人としゃべれるのが一番楽しい。

私にとって、薬剤師の仕事は何が楽しいか。 いくら考えても、意外なことにそれは、 「いろいろなタイプの人と話ができる」 というところだった。 私は人とのやりとりが苦手で(^▽^;)、ストレスになることも多い。 本当は一人でモノに向かうような仕事が向いて…

マイナ保険証ってこんな状態で大丈夫?( ̄ロ ̄|||)

うちの薬局も数ヶ月前にマイナ保険証の取り扱いをすることになった。 もう言いたいことだらけなんだけど!ちょっといいですか?(⌒▽⌒) まず初めに言いたいのは、 「どうしてこんなに早急に、強引に始めたのか?」 ということ。 大事な個人情報を扱うにして…

龍角散のど飴の成分について調べてみた。

私は龍角散のど飴が好きだった。ほどよいスーッと感、なんとなく効き目ありそうなほのかな漢方の味(⌒▽⌒)。 ところがある時から急に、ドラッグストアの店頭から龍角散のど飴が消えたのだ。 最近はまた店頭にでるようになったが、一部の龍角散シリーズは未だ…

賢い消費者が小売店を潰していく?

Amazonのように、便利でなんでも揃うショッピングサイトが普及するとともに、街の店舗からはお客さんの足が遠のいて行った。 わざわざ店まで足を運んでも、欲しい品がないことがある。 取り寄せるとなると、数日は待たなければならない。 値段もショッピング…

生薬は意外と身近にあったりする。

table { border-collapse: collapse; } th { border: solid 1px #666666; color: #000000; background-color: #C9A2A2; } td { border: solid 1px #666666; color: #000000; background-color: #ffffff; } thead th { background-color: #DBCCC3; } 生薬名 …

電子薬歴に馴染めない‥。

実はウチは今だに紙の薬歴だったのです。 それがついに、なななんと電子薬歴を導入!(遅いよ) 電子薬歴は他の薬局に勤めていたときは使っていたのだ。 「便利だった。書く手間がなくて楽だった。」 という印象が残っていたので、 「やっとウチの薬局も電子…

アクアチムクリームとアクアチムローションとアクアチム軟膏は適応症が微妙に違う。

アクアチムクリーム 効能又は効果 <適応菌種>本剤に感性のブドウ球菌、アクネ菌 <適応症>表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、ざ瘡(化膿性炎症を伴うもの) アクアチムローション 効能又は効果 <適応菌種>本剤に感性のブドウ球菌、アクネ菌 <適応症…

ついにオルミエントが脱毛症に保険適応に!

円形脱毛症の患者さんに朗報! 昨日(R4.6.20)より、ついにオルミエントが円形脱毛症にも保険適応になった! とはいえ、軽症の患者さんには使えない。脱毛が50%以上でないと適応にならないそうだ。 円形脱毛症にも保険適応になるらしい、といううわさは前…

薬の供給不足について思うこと。

最初は2020年12月の小林化工の睡眠剤混入事件。それを発端に大手の日医工など次々とジェネリック会社の品質管理の不備が明らかになり、いまだに供給不足が続いている。 ジェネリックが手に入らないので、やむをえず先発品を仕入れる薬局も多く、結果的にしば…

鉄欠乏性貧血について。

鉄欠乏性のしくみ 「鉄が足りないんだって。特に症状はないんだけど」 と患者さんが検査値のデータを見せてくれた。 血清鉄の量はむしろ基準値より少し多いくらい。 ただしフェリチンが低い。 赤血球の数は正常。 鉄不足をいち早く発見! 鉄の不足は、まずフ…

オルミエントは脱毛症に効くか?(⌒▽⌒)

重度の円形脱毛症に例の高額アトピー薬(リウマチ薬でもある)、オルミエント(JAK1,2阻害)が効き目があるという海外の報告がある。 円形脱毛症は自己免疫疾患であるため、免疫抑制剤であるJAK阻害剤が効くのではないか?と試してみたところ、良好な結果が…

コロナ(covid-19)の治療薬について。

既存の薬で、新型コロナ感染症の治療薬に使えるものはないかと模索されている。大切なのは治療薬を投与するタイミングで、あまり重症ではない時期に抗炎症薬を投与してしまうと、免疫力が落ち、かえって症状が悪化する恐れがある。 新型コロナは、初期症状は…

絶対大丈夫な薬はないという事実。

コロナのワクチンを打つかどうか、色々な意見がある。 たしかにコロナワクチンは、一刻も早く開発しなければならないという事情から、検証の時間も短く大急ぎで発売された感はある。 その上、今までとは全く違う機序の薬。遺伝子を利用するような薬とあって…

初の脇汗の外用薬、エクロック。

エクロックゲル(科研)は、保険薬では初の原発性腋窩多汗症治療の外用薬。 緊張したから、とか暑いから、という理由で脇汗がでるのとは違い、常に脇汗が多いという症状に対する治療薬。 抗コリン薬。エクリン汗腺のM3(ムスカリン受容体サブタイプ3)に結合…

アトピー性皮膚炎の新薬、オルミエント。

JAK阻害剤 オルミエントはすでに、リウマチ治療薬として使われていたが、2020年の12月に、アトピー治療薬としても認められた。 (デュピクセントなどの免疫抑制剤の使用に慣れている皮膚科でしか処方できない。) オルミエントはコレクチム軟膏と同じくJAK …

亜鉛欠乏症の薬、ノベルジン。

亜鉛欠乏症の薬。 亜鉛の欠乏は味覚障害を起こすことはよく知られているが、皮膚の障害や傷の治りの遅れ、脱毛などにも関わっている場合があるので、亜鉛補給の薬は皮膚科でも度々処方される。 長い間、保険適応で亜鉛の薬というものはなく、代用として、亜…

【アンサングシンデレラ6話】①抗生物質の適性使用について

患者さんの求めに応じて、必要のない抗生物質を漫然と処方する、という開業医は現実にはかなり減っていると思う。 それは、数年前から厚生省が耐性菌について危機感を抱き始め、抗生物質の適正使用について厳しく指導し始めたことが大きな原因だと思う。 小…

【アンサングシンデレラ5話】終末期の患者さんとの関係。

最近はクオリティオブライフ、ということが言われてきていて、必ずしも延命治療をするわけではなく、患者さんやご家族の希望に合わせて、緩和療法のみ、という方針をとることがある。 病気で入院してきたからには治療したいのが医療スタッフな訳で、積極的な…

【アンサングシンデレラ4話】②医者になりたい薬剤師。

医師と薬剤師の身分の差は大きい。 薬剤師は薬に関しては医師より詳しいと言いながら、薬の裁量権はないし、収入も段違い(^○^)。医師は責任も大きくて大変だと思うが、最近は、薬剤師の責任も問われることが多くなってきた。 私が薬学部に入った当時は、 「…

【アンサングシンデレラ4話】①薬剤師の存在意義とは?

最近時々思う。 AIが発達したら、知識では太刀打ちできない。膨大な薬品名、相互作用、副作用などのデータを一瞬で正確に判断するAI。発表された論文もすべてアタマに入っているし! なんなら、調剤だって工場のようにオートメーション化した方が速くて正確…

【アンサングシンデレラ3話】 ②スーパーマルチな薬剤師なんていない!

以前、救急センターの先生(医師)と話したことがある。 「救急なんてかっこいいですね。ドラマチックで!すごいですよね。」 と、ケーハクに私は言ったものだ。 すると先生はこう言った。 「救急はなんていうか、祭りみたいなもんなんだよね。今、生きるか…

【アンサンクシンデレラ3話】 ①ドラッグストアの薬剤師をバカにしすぎてない?(^O^) (でも考えさせられるところもあり)

薬剤師にはヒエラルキーが存在する(^O^)。 病院薬剤師は専門知識が高いのに対し、ドラッグストアの薬剤師はろくな知識もなく、ただ薬を売っているだけ。患者さんのために、という意識も薄く、商売に走っていて、知識を深めようともしていない。 志の高い薬剤…

【アンサンクシンデレラ2話】 ④葵さんと刈谷さんについて思うこと。

調剤薬局しか知らないが、できる薬剤師といって思い浮かぶのは、まさに刈谷さんタイプ! 薬剤師に求められるものは、素早い正確な調剤。 いつも冷静に、ドライに。 患者さんに対する人当たりはいいが、余計な話はしない。 余計な話で引っかかっるのは結局他…

【アンサンクシンデレラ2話】 ③ロペミンで意識不明に!

自分の中では薬のランク付けみたいなものがある。 つまり、危険な薬と、大したことのない薬(^O^)。 副作用が多かったり、併用薬で気をつけなければならない薬、 そういった薬はより気をつけてチェックしているつもりでいた。 そんな私のなかでは、ロペミンは…

【アンサンクシンデレラ2話】 ②子供が粉薬を飲んでくれない!

その昔、薬の説明書もインターネットもない頃、患者さんは 「この薬は〜に効くお薬ですよ」 なんて説明するだけで喜んでくれたものじゃった。 クラリスドライシロップをオレンジジュースと飲むとコーティングが剥がれて苦くなる、 バニラアイスがおすすめで…

【アンサンクシンデレラ2話】 ①識別番号がわからない! 

その昔、病院薬剤師がいちばん初めにした仕事といえば、識別番号を全て覚えることじゃったそうな(^O^)。 それこそ、白い錠剤が一錠落ちていたとしてもそれを難なく見分けて、すぐ薬の名前が判明した。 それが今ではジェネリックが山ほど発売され、それにいち…

レベルアップに気を取られすぎた?

近所のおじさんにいきなり相談された。 「薬局で麻薬を扱える資格とるのってすごくお金かかるのー?」 なんですか、いきなり?(^○^) 「実はね、今度先生に出してもらった薬が麻薬なんだって。 で、いつもお世話になっている薬局に相談したんだ。 いつもよく…

ヘルパーT細胞の種類がずいぶん増えてた( ̄∇ ̄)

そういえば、Th17っていつ発見されたの?と思ったら、すでに2005年には発見されていたのねー(^◇^;)。 昔勉強した頃は ヘルパーT細胞はTh1とTh2,サプレッサーTくらいしかなかったもんじゃった。 免疫学なんて、薬剤師になってからとんとご無沙汰‥している内に…

乾癬治療の生物学的製剤がすごく増えていた。

乾癬の免疫反応 乾癬の自己注射薬、生物学的製剤はうちの薬局では今のところ取り扱っていないが、高額すぎて町の薬局が在庫を持つのは大変だと思う。もう少しなんとかならないものか‥。年々高額な薬が増えてきて、驚くような値段のものも多い。 国の医療費も…