その昔、薬の説明書もインターネットもない頃、患者さんは
「この薬は〜に効くお薬ですよ」
なんて説明するだけで喜んでくれたものじゃった。
クラリスドライシロップをオレンジジュースと飲むとコーティングが剥がれて苦くなる、
バニラアイスがおすすめですよ、という情報も昔は大変喜ばれたものじゃった(^○^)。
しかし今ではインターネットという力強い知識の泉がある。
味や子供が飲みやすい工夫を説明しても、お母さんたちはケータイいじりながら上の空。
ってことが多い。
もう早く帰りたいのだ。わからないことあればネットで調べるし!
という感じの患者さんはとても増えた。
ちょっとやそっとじゃ感謝されなくなり、ハードル上がっているなあと思う。
知識も相当深い知識でもなければ、喜んでもらえない。
禁忌の薬を阻止したりすることでさえ、患者さんにとっては、待たせやがって、
と言う反応の方は少なくない。
今一番感謝されることといえば、配達なのだった(^◇^;)。
単なる物知り博士だけでは、役に立つ時代は終わった〜
まあ、ネットを見ないお年寄りの中にはまだ喜んでくれる人いるけど。
やりがいということについて考えてしまった。
しばらく前に小児用シロップの味と飲ませ方について探していたとき見つけました。
とてもわかりやすくシンプルにまとめているサイトです。
なにかと参考にしてます。
ありがとう多田先生(^○^)
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