薬剤師にはヒエラルキーが存在する(^O^)。
病院薬剤師は専門知識が高いのに対し、ドラッグストアの薬剤師はろくな知識もなく、ただ薬を売っているだけ。患者さんのために、という意識も薄く、商売に走っていて、知識を深めようともしていない。
志の高い薬剤師は病院薬剤師を目指す。
今回の話を見て、そんな感じがした。
ドラッグストアがスポンサーなのに、いいのかこの話(^O^)。
それはないだろ!と今回特に違和感を感じたのは3点。
①用法が通常と違うのに1回も疑義照会していない。
②時間がないからって徐放錠を割る。
③透析の患者さんが、ドリンク剤とカップ麺を買っていくのに一言もアドバイスなし(^◇^;)。
いくらドラマでも、ドラッグストアをバカにしすぎだろ!
ドラッグストアの彼は志が高く、やむなくドラッグなんかで、ポップなんかを張り出してるけど、本当は高度な専門の勉強もしているのだ!
‥なんて明らかなドラッグストア差別!(^O^)
そんなに救急が偉くて、町の薬局はダメなんだろうか?
私は違うと思う。
あ、そうそう。それで思ったのが、普通どう対応するかだ。
①患者さんに用法が違うわけを聞き、Drにも疑義照会。
②それにしても徐放錠を割るなんて絶対やらないと思う!アンタそれでよく薬剤師やってるね!
でもこういうパターンは夜遅くまでやっている薬局にはとてもよくある悩みだ。
患者さんは急いでいる、忙しい、すぐ欲しい!の一点張り。
在庫がないが、近所の薬局ももう閉まっていてウチしか開いてない。
医院も当然終わっていて、先生と連絡が取れないので、代替などの相談もできない。
絶体絶命!
(そういえば、薬局に24時間体制を求めるなら、Dr にも24時間連絡を取れる体制をとって欲しい。疑義や代替の相談がある場合、Drの了承がなければ結局何もできない。)
でもたいてい、少し話すと解決策が見つかることも多い。
この患者さんの場合、飲み残しが多いことと、勤務先の学校が、ドラッグストアから自転車で行けるほど近いことがラッキーだと思う。
自分だったら、どうしても飲まなければならない薬だったら、一回は飲み残しの薬を飲んでもらって、次の日学校か家に届ける。患者さんがそれなら近くの方が便利だから、と他所に行ってしまうこともあるが、それはそれで仕方がない。
これは普通の対応だと思う。
③これで「お客様には売るしかないんだよ」なんて言ってるのは、本当にあり得ないと思う!そもそも真剣に少しでも良くなりたい!と思っている患者さんだったら、忙しいから!ってよりによってそんなもの買わないと思うけど。
ただ③に関しては思うことがあって、ドラマの中では1人の薬剤師がさばいていたのでわかったが、普通は調剤とドラッグはレジが別になっているので、ダメなもの(薬と相互作用があったり、病気自身によくない食品)をすぐそこで購入していても気がつかないのかもしれない、と思った。何か、せっかく役に立てそうなのにもったいないような気がする。
実はデータ管理できてるのかな?最近のドラッグストア事情がわからないけど。(続)