調剤薬局しか知らないが、できる薬剤師といって思い浮かぶのは、まさに刈谷さんタイプ!
薬剤師に求められるものは、素早い正確な調剤。
いつも冷静に、ドライに。
患者さんに対する人当たりはいいが、余計な話はしない。
余計な話で引っかかっるのは結局他の患者さんに薬を出すのが遅くなり、迷惑をかける。
同僚にしても、その人が1人の患者さんに引っかかってる分、仕事が増え、迷惑。
中と外からイライラされ、なかなか踏み込んだ話をする時間がない。
刈谷さんタイプの薬剤師はたくさんいるが、葵さんタイプはみたことがない。
存在を許されないのかも知れない。
親身に見える薬剤師が往々にして薬の知識はそれほどなく、世間話をしているだけ、ということは時々ある(^○^)。(私かー)
できる薬剤師は、仕事はきっちりするが、それ以上患者さんに興味がない、という印象が強かった。絶対やらなければならない仕事だけでも、とても終わらないくらいの量なのだ。
1人の患者さんに余計な時間をとる余裕なんてない。
葵さんが活躍できるのは、賛同して協力してくれる上司や同僚がいるからだ。
葵さんは大活躍するが、みんなが葵さんになりたがったら仕事は回らないだろう(^○^)
その非効率を許す、葵を潰そうとしない周りの環境もすごいと思うのだ。
刈谷さんも結局葵さんをフォローするしね。
薬剤師は薬を出すことだけが仕事ではない、というのといちばん近かったのは、在宅の仕事だ。気になる患者さんは仕事が終わってから(営業時間内は暇がないからね)様子を見に行ったり話を聞きに行ったりしていた。
もちろん残業代は出ないし、プライベートをあきらめないと、患者さんのフォローはできないのが現状だ。薬局にも何の利益もない。
なんとなく気になった程度ならそのまま流してしまう。むしろそれが正しいやり方、と教わった気がする。
薬剤師の仕事はとにかく時間との勝負。
限られた人員ではそつなく人数をこなす人が何よりも必要とされる。
なので、実務的な、似た様なタイプが集まる。
色々疑問に感じる人は仕事の邪魔になるだけ、と疎まれる。
しかし、理想はもう少し人数に余裕を持たせて、色々なタイプがいた方がいいのだ、と、あのドラマを見ていると思う。
多少効率悪くても、どんくさくても、すぐ切り捨てないで、その人の良さを生かす。
違う角度から見る目が、もしかしたらある日、葵さんのように、みんなのできない大活躍をするかも知れない(^○^)。
そこまで行かなくても、そのどんくさい子は、違った目線をみんなに提示することで、新鮮な風をもたらすかも知れない(^○^)。
そして、必要なのは人員的な余裕だけではない。
心の余裕も必要だ。
お互いに学ぼうとする、素直な気持ちがなければ始まらない。
そこがなかなか難しいかな。
出来る人はすぐ、あいつ使えねー!と見切りがちだし、
どんくさい子は結構プライドが高く、頑なになりがちだ(^◇^;)
でもひょっとしたら、どんくさい子が葵さんみたいに化ける可能性もなくもない‥かもしれない。
薬局は非常に経営が苦しいので、人員は不足気味。長い目で変わった子を育てるという余裕がなく、結局即戦力ばかり求めてしまう‥。でもやっぱり、同じような人ばかりの集団ってちょっとつまらないのだ(^O^)。
あれ、ちょっと話がそれたかな。
つか、なんかいっぱしみたいなこと書いてしまった(≧∇≦)。
つい語ってしまう、ブログて怖い_φ( ̄ー ̄ )。