初の脇汗の外用薬、エクロック。

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エクロックゲル(科研)は、保険薬では初の原発腋窩多汗症治療の外用薬。

緊張したから、とか暑いから、という理由で脇汗がでるのとは違い、常に脇汗が多いという症状に対する治療薬。

抗コリン薬。エクリン汗腺のM3(ムスカリン受容体サブタイプ3)に結合してアセチルコリンの結合を阻害し、発汗作用を抑えるという作用機序。

抗コリン薬なので、外用だが、閉塞隅角緑内障前立腺肥大には禁忌となっている。

アプリケーターに薬液を乗せてそれで脇の下に塗るので、直接触らなくてもすむ、という工夫がされている。

1日1回、1本で14日分。