増殖する降圧剤の合剤!( ゚д゚)



いやー、ホント最近合剤が多いな〜。


1錠剤に1成分、それでこそ患者さんに合ったきめ細かいオーダーメイドの薬が
出せるって言ってたくせに〜!
90日処方とかして、途中で症状が変わった場合、
片方の薬だけ量を減らしたくてもできないので、
結局前の薬は全部破棄することになる。
これって医療費削減の観点からもマイナスじゃないの?
患者さんのコンプライアンスを考えて2剤を1剤にしました、
とメーカーはいうけれど、
他にもたくさん薬を飲んでいる患者さんが多いので
1包化にする事が多い。6剤が5剤に減ったところでそんなに
コンプライアンスは変わらないのでは?


それに合剤は古い薬同士の組み合わせでも新薬の扱いになるので、
しばらくジェネリックはでてこない。
ので、合剤を選ぶとまた医療費が高くなる。



そしてまた、合剤の組み合わせもややこしい。
先生も患者さんも間違えることがとても多い。
合剤に切り替えた後、別の薬と思って前の薬も合わせて飲んでしまったり、
降圧剤の量を上げたつもりがスタチンの量が上がっていたり。


薬局側でも合剤、単剤、ジェネリックと発売し放題の薬を在庫するのは大変だ。
薬は普通の商品とは違いすぐ渡さなければならないものなので、
ある程度は在庫しなければならない。


なぜ保険薬なのに,ほぼ同じ効果の薬をいくつかにしぼることができないんだろう。
あと、海外のように14錠入りとか28錠入りの小包装も作って欲しいし、
海外のようにジェネリックは質のいいものをいくつかに絞って欲しい。
医療費を下げるやり方はもっとあると思う!!(`ヘ´#)


薬剤師もふえつづける薬に対して
「まだ覚えられるぜ〜」
で得意になってる場合じゃなく、もっと根本的な提案していかないと医療は
アメリカのようにダメになる気がする!
医療を市場主義にまかせてはいけない!
(とまた話が大きくなる(^―^))


政治力があって現場のこともよく知っている、目先のことだけにとらわれない
薬剤師の政治家って出てこないかなあ。


追記:前の記事を見ていたら、
2011年8月の記事でも合剤のことをぼやいていた( ̄∇ ̄)。
あの当時13種類だったのが、現在は26種類に!
まだ増えそうな予感‥。