ステロイド外用薬の副作用について①

ステロイド外用薬を処方されている患者さんに割と頻繁に聞かれるのが
「これって毎日使っていて副作用は大丈夫ですか?」


ステロイドの外用薬の副作用は大きく2種類に分けられる。
塗ったところに副作用の症状がでる「局所副作用」と
皮膚から吸収され体内に入ったステロイドが内服薬と同じように
様々な臓器に副作用を起こす「全身性副作用」


局所副作用はニキビや皮膚の赤み、皮膚が薄く白くなる、多毛、各種皮膚感染症など。


全身性副作用は体内のステロイドが効きすぎている状態。副腎皮質ホルモンの働きが
過剰になったときと同じ症状が現れる。具体的には


免疫抑制作用による感染症のかかりやすさ
糖尿病
高血圧
骨粗鬆症
消化性潰瘍
緑内障白内障
脂肪沈着(ムーンフェイス、野牛肩)


など多彩。