皮膚科医院の門前の薬局に来て思ったこと

もしかしたら、総合病院の門前薬局より大変かも!


これは超予想外で、来る前は軽く
「でる薬は限られてるから先生が使う薬のことだけ詳しくやろう」
と思っていたけど、実は単科門前の薬局ほどその科以外の薬に
詳しくなければならない。


というのも、意外と先生たちは自分の専門以外の薬のことを知らないからだ( ̄Д ̄;)
(たぶんこれは先生によって差があると思うけれど)
それでも、患者さんの要望や症状によって、専門外の薬が処方されてくることがある。
いつもとは違う抗菌剤や睡眠薬精神安定剤、風邪薬、胃腸薬などと
患者さんの現病歴、服用中の薬とのチェックが甘く、併用禁忌なのにだされていたり、
用量も間違えてくることが時々ある。
総合病院ではそれぞれ専門の先生が処方するため、そのようなミスはほとんどなかったので
その点では楽だったかもしれない。


つまり先生の補完役という意味では、患者さんに対する責任は重い気がする。



あと、多分先生たちにはそれぞれ自分の経験によって
「コレは効き目がある」
「コレは副作用がでたから使いたくない」
という薬が存在していて、同じ疾患でも先生によって使う薬がかなり違ってくる。


だから、自分の門前の先生の使う薬が業界のスタンダードだと思っていたら、
他の皮膚科をいくつか手伝ってみると、それぞれ使う薬が違うので驚くことがある。
先生の使わない皮膚科の薬についてもきちんと抑えておく必要がある。



門前の薬局薬剤師は、より広く薬を知っていなければならないなあと思った。
うーむ、私は立派な門前薬剤師になれるだろうか?( ̄▽ ̄;)