抗菌剤が処方された時に使われる乳酸菌製剤といえば
ビオフェルミンRかラックビーR!
(だって耐性菌だもの!)
と機械的に覚えていたが、どの抗菌剤にもオールマイティーに
耐性があると証明されているわけではなく、
ビオフェルミンR‥ペニシリン系、セフェム系、アミノグリコシド系、
マクロライド系、ナリジクス酸(=ウイントマイロン)、
テトラサイクリン系
ラックビーR ‥上記のうちテトラサイクリン系を除く抗菌剤
にのみ有効、つまり、クラビットのようなニューキノロン系が処方された場合は
適応がない( ̄□ ̄;)!
で、先日クラビットと一緒に処方されたのが・・
ビオスリー!
ビオスリーにはラクトミン、酪酸菌、糖化菌の3種類の乳酸菌が
配合されている。
この中の酪酸菌というのが、炭疽菌やボツリヌス菌と同じような
しぶとい菌らしい。
不利な条件になると芽胞形成し生き残るので、他の耐性乳酸菌が無効な場合、
処方されることがあるようだ。
ミヤBMも酪酸菌。
乳酸菌製剤なんてたいした薬ではないので(失礼)あまり気にしていなかったが
いろいろ使い分けられているんだなー。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/yakushi/132/7/132_132.849/_pdf