脊椎動物ももっていた抗菌性ペプチド!

昆虫などの下等動物は、
抗原抗体反応なんていう高等な仕組みをもっていないから、
かわりに病原菌から体を守るために体から分泌している蛋白質があるのだ、と考えられていた。
それが抗菌性ペプチドだ。


ところが、ある医師がカエルを使った実験をしているうちにふと、
カエルのお腹を切り裂いたあと消毒もしないのに、化膿もせず傷がきれいに塞がっていることに気がついた。
これはカエルの皮膚には抗菌性のナニカが分泌されているに違いない!
と思い、発見したのがマガイニン。
脊椎動物から発見された初めての抗菌性ペプチドだった。


その後、ヒトを含むすべての動物には、病原菌が侵入してきたとき、抗菌性ペプチドをつくりだす仕組み
をもっていることがわかってきた。



ツバつけときゃなおる!



は、意外に鋭いとこついてたのか?(^^)
さらに鋭いのは、そんなことも知らずに、傷薬として
ガマの油
を売っていた昔の縁日のおっちゃん(^0^)!
(ホントはガマの油汗?なんて使ってなかったという説もある)



抗菌性ペプチドは抗生物質と違う仕組みで細菌を破壊するため、
菌の種類を選ばず効果があるばかりか、
耐性菌にも効果があると期待されているそうだ。



まったく新しいタイプの抗菌剤が出る日も近い!...かも。