宅急便のお兄さんは偉い!在宅で難しいこと①

さて、薬剤師が少ない薬局でたくさんの在宅をやるときに、
一番難しいのはなんでしょうか?


それぞれの患者さんの病態と薬を把握し、調剤方法を工夫する。
ご本人の性格や介護者の状況などを把握して、一番よい薬の管理方法を考える。


などは思ったよりも難しくない。
患者さんと話したり、ヘルパーさんやケアマネ、医院のスタッフと連絡をとりあううちに、
患者さんのことがいろいろわかってきて、理解が自然と進むのだ。
そこから考えていくと、いろいろな情報が入ってくる分、
患者さんの薬の管理は薬局でやるときよりもやりやすいかもしれない。


一番難しいのは、実は....

そう、ルートの決定!


効率的に廻りたいので、地域の近い患者さんをひとまとめにして持っていきたい。
できたら、薬局の比較的暇な時間に。
しかし、患者さん(とその家族)はなかなかそうさせてくれない。
同じ地域の患者さんでも、それぞれ都合のいい曜日が違うし、
指定した日に急用ができて家にいなかったり、
急に指定日変えてきたり。
何回電話しても連絡とれなかったり、
忙しい時間帯に急遽届けなければならない薬があったり。
せっかく考えたルートがだいなしだ!
わざとか?
きっとわざとだな。
こんなにばらばらに指定してくるとは!(被害妄想)



患者さんも回診してもらっていると言う気持ちがあるので、
先生の都合には時間を合わせるが、
薬局の都合にまでは合わせてくれない。
宅急便のように考えている患者さんは多い。


それでつくづく思ったが、
「宅急便の兄さんて偉い。」


近くのエリアでせっかく最短ルートを考え、お届けに上がっても
留守なことは多い。
不在表入れてるのに連絡もしてこねー。
ので何回も隙をみては、お届けに行く。
なんてことを繰り返しているのに、キレもせずあの笑顔。


今まで不在票をみてもあんまり連絡しなかったオレを許してくれ!
と心から思う今日この頃。
必ず連絡し、その時間帯には何があっても
絶対家にいるようになった( ̄▽ ̄)。