クレナフィンのケラチン親和性について

クレナフィン(エフィナコナゾール)とケラチンとの親和性は低いとのことだが
実際はどれくらいなのだろうか。
科研さんの資料によるとケラチン親和性(in vitro) は

エフィナコナゾール 85.7±0.4
テルビナフィン   98.9±0.1
イトラコナゾール  99.5± 0.1 (%)


思ったより他の外溶液と差がないようにみえる。


ただし、ケラチンから遊離する割合を調べたところ
(薬物吸着ケラチンを何回か緩衝液で洗浄するという方法で)
エフィナコナゾールは1回の洗浄につき約10%ずつ遊離がみられた
のに対し、他の成分はほとんど遊離しなかったということだ。

なのでメーカーさんの話だと、一度ケラチンに吸着されたエフィナコナゾールも
徐々に遊離して爪に浸透していくので効果が高いということだった。