乾癬の治療の外用薬は活性型VD3製剤とステロイド製剤を使うのが一般的だ。
アドヒアランス向上のため、2種混合して処方されることも多い。
しかしpH変化による有効成分の失活の心配や衛生面の上でも、
先生により賛否両論があった。
で、今回発売されたのが、ドボネックス軟膏(カルシポトリオール)と
リンデロンDP軟膏(ベタメタゾンジプロピオン酸エステル)がMIXされた
「ドボベット軟膏」だ。
もうすでに世界97カ国で使われている。
1g中にそれぞれの軟膏1g中の有効成分と同じ量が含まれている。
薬価はドボベット軟膏は276.4円/g
ドボネックス軟膏1g+リンデロンDP軟膏1gで
138.2円+29.5円=167.7円
やはり少し高いように思えるが…
ドボネックス軟膏の1日2回塗布に対し、この軟膏はなぜか1日1回塗布でOK
だそうなので実際はMIXの半量しか使わない。
従ってドボベット138.2円分がドボネックス軟膏1g+リンデロンDP1gのMIXに相当し、
ドボベット軟膏の薬価=ドボネックス軟膏の薬価
になる、つまりリンデロンDP軟膏の値段がサービス!になる勘定( ̄∇ ̄=ノ
しかし、「ドボベット軟膏」というネーミングなので
「ドボネックス+アンテベート」だと思ったら違うのね〜( ̄∇ ̄)。
http://www.kyowa-kirin.co.jp/news_releases/2014/pdf/20140911_01.pdf